日本舞踊を始めました


先月、ずっと念願にしていた日本舞踊を始めました。3歳から10歳まで習っていたので、なんとなく体も覚えているようで、雀百まで踊りわすれずですね。ただ、いざ始めてみると着付けを自分でできないなどまだまだ課題は山積みです。

それでも、久しぶり踊ってみて、子供の頃には感じなかったことに気づいてとても勉強になりました。

日本舞踊で使用している扇子

身体の軸をしっかりさせる、丹田に力を入れる。その上で膝を落として踊る。また指使いから所作の美しさを感じるようにするなど、とても奥が深いのです。

また、これらが鍼灸師のお仕事と重なる点が多いことにも気づかされました。鍼も指で打つのではなく腹で打つと言われることがあり、姿勢を正しくすることが肝心で、また鍼灸師は繊細な指使いで様々な鍼の手技をします。

以前、お世話になっていた先生は茶道をされていて、その中に独自の精神的な世界を見つけて鍼灸の世界に活かされています。踊りもそれに似ていると思います。

私の先生は子供たちに「努力というのは楽なものではなく辛いものです。でも一度の本番の舞台の為にその努力をするしかないのです。」と言われました。何かを極めるという事は努力の上にしか成立しないのでしょうね。その努力を惜しまない者だけがどんな世界でも成功を手に入れられるのだと思います。私も色々な事を鍼灸の肥やしとして、チャレンジして頑張ってみたいと思います。

私は歌舞伎が大好きなのですが、役者さんのお子様達も小さな頃から日本舞踊や演技のお稽古をされているそうで、それを思って舞台を見るとまた別の感動を覚えます。私は七之助さんが好きです。

日本舞踊の他に、子どもとは時々歌舞伎を観に行くこともありますが、8月の歌舞伎座は子どもにも見やすい演目があります。また、一幕見というチケットもありますので、機会がありましたら皆さまも是非、日本の伝統文化に触れてみてはいかがでしょうか。

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