寒暖差による頭痛やめまいの東洋医学的な原因と自分でできる改善法

寒暖差によって頭痛やめまいの原因となる冷えのぼせ状態になる

 春先は花粉症もありますが、朝晩や日々の寒暖差があり、昔から三寒四温という言葉があるように気温・気圧の変化も激しいために体調を崩しやすい季節でもあります。最近は寒暖差による健康への影響を「ヒートショック」という言葉でメディアでもよく取り上げられています。この時期に頭痛やめまいの症状がでやすい人も多いのではないでしょうか。

 よく考えてみると、日本では、気温・気圧の変化は春先だけに限らず一年中あります。梅雨の時期には雨が多くて高温多湿ですし、夏の場合は外気温は暑くて室内を冷やすので室内外の寒暖差がきつくて冷房病になる患者さんが必ずいます。冬でも外気温が寒くて室内は温暖なのでやはり寒暖差があります。寒暖差にともなって引き起こされやすい症状に頭痛やめまいがあります。

 「冷えのぼせ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?寒暖差やヒートショックによる頭痛やめまいの前兆として冷えのぼせが深く関わっていることがよくあります。昔からの言葉で「頭寒足熱」が健康の秘訣だと言われますが、ちょうどその逆の「頭熱足寒」が冷えのぼせと同じ状態になります。

冷えのぼせは上半身と下半身のバランスの崩れ

 冷えのぼせは、冷えるのは足元で、のぼせるのは上半身とくに頭に症状が出ます。顔がほてる時に足先を触ってみると氷のように冷たいという体験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。その原因は身体の中の熱のかたよりにあります。冷えのぼせは、上半身に熱が多く、下半身に熱が少ない状態ということができます。さらに詳しく言えば、頭に血がのぼりっぱなしで、足先には血があまりいかない状態を言います。

 冷えのぼせが慢性化してしまうと頭痛やめまいの症状を引き起こしやすくなります。それでは、冷えのぼせの解消にはどう対処すればよいのでしょうか。

ツボ刺激で冷えのぼせを改善し、頭痛やめまいを予防

古代の鍼灸医学である『素問』にある冷えのぼせと頭痛に関する記載

 冷えのぼせは鍼灸医学の専門用語では「上実下虚」の一症状になります。「上実下虚」とは、上半身は過度に偏って充実しすぎており、下半身は虚損して元気不足や血行不良の状態を指します。「上実下虚」に関しては、約二千年前の針灸医学書である『素問』に以下のような記載があります。

これもって頭痛・巓疾は下虚上実なり。過は足少陰巨陽にあり。甚しければ腎に入る。(是以頭痛巓疾.下虚上實.過在足少陰巨陽.甚則入腎)

素問』五藏生成論篇より

このように、古代から「下虚上実」が頭痛の原因になると指摘されているわけですが、それと同時にその問題は足の少陰と太陽という経脈にあるので、治療のポイントとしても足(の冷え)をツボ刺激や温熱療法などで対処するように示唆しています。

 以上のことからも悪化してしまうと頭痛やめまいを引き起こす冷えのぼせ(頭熱足寒)にたいしては「頭熱」よりも「足寒」に注目して足のツボを刺激したり、直接温めたり、ウオーキングしたりすることで足の冷えを解消し、結果的には顔のほてりやのぼせ感、さらには頭痛やめまいなどを改善させたり予防することにもつながります。

冷えのぼせに効果的な足のツボ

 以下に冷えのぼせに効果的な足のツボを紹介していきます。また、冷え症の方は足がむくみがちなことが多いですが、足に余分な水分があると足の冷えを助長してしまうことになります。今回ご紹介するツボは冷えのぼせに加えて足のむくみにも効果的なので、根気よく改善させていきましょう。

湧泉

然谷

復留

太衝

飛陽

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